Shoについて(1)

DanceFusion201508_2

2015年8月にインディアナに里帰りして、私の先生であり友人でもあるShoとダンスフュージョンのジョイントクラスをさせてもらった帰り道、彼女が私に話してくれた言葉は、
“Not Quantity, take quality (量より質をとりなさい)”だった。

彼女はかつて大きなダンススクールを経営し、たくさんの生徒を教えていた。けれどいろいろあってその学校を手放し、自分一人でマネージできる大きさのダンスカンパニーに変えて、子ども達を中心にヒップホップやジャズなどを教えるようになった。そこで彼女は確信したのだ。量ではなく質だと。

私は彼女のダンススキルやダンススタイル、キャラクターだけでなく、そういった姿勢も好きだった。彼女と友人になった後でその話を聞いて、納得したのだ。あぁだから、SDCにいる女の子達や、女性達は、あんなに素敵なんだな、と。彼女が生徒たちと信頼関係を築き、愛を持ってきちんと伝えるという姿勢を持つからこそ、それが生徒たちの踊り方や振る舞いにちゃんと現れてくるのだと。

なにより、自分自身を振り返って、思うのだ。私は実は、彼女からダンスフュージョンを教えるための知識を、そういうものとしてほぼ教わっていない。すべて彼女の実際のクラスの中で、それから彼女のレッスンを撮ったビデオの中で学んだ。そしてそれを帰国する直前や帰国後に彼女に確認したら、それでまちがっていないと言ってくれた。

私の持っているそれぞれのクラスは、スポーツクラブのダンスフィットネスクラスなんかと比べたら随分小さいけれど、いつも彼女の言葉を胸に、参加者一人一人と真剣に、正直に向き合っている。また私のスタイルが、スポーツクラブなどのそれとは全然違うということも、この1年半活動してきて認識している。けれども参加者が、踊るのが上手になるだけでなく、たとえば体重が減ったり、体型が変わってきたり、性格が前向きになったり、と様々だけれども、多くの人にそういった変化も同時に現れてきたのを私は嬉しく受け止め、やっていることは間違っていないと確信を深めている。

Shoともとで過ごせたのはたったの2年だったけれども、彼女は私に多くのものーダンスフュージョンのスタイルとテクニック、さまざまなダンススタイル、そしてなによりダンスのスピリットーをもたらしてくれた。この感謝はずっと忘れることはないだろう。

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